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2015年8月26日までのプロ野球公式記録を参考に、今シーズンの千葉ロッテの打撃データを重点的に追ってみた。弱みに関しては、分かってた事ばっかりだったけど意外とココ弱いんだ!という所も。

ロッテを語る上で欠かせないのは、「防御率が悪い事」と「ホームランが少ない事」。

そんなんはロッテファンからしたら、「何をいまさら」レベルの話。

それは置いといて、まずは気になったデータから順に挙げていきます。


①盗塁企画が少ない

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盗塁企画 71回-成功51回
盗塁成功率 .718

見れば分かると思うけど、これは71回盗塁を試みて、51回成功で成功率が7割超えを意味する数字。

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12球団で比較したら、7割超えは成功率高いという見方になる。
この数字で気になるのは、盗塁数が51回という事よりも71回という企画数の少なさ。ちなみに日本ハムはこんな感じ

盗塁企画142回-成功110回
盗塁成功率 .775

142回。。。ロッテの倍走っとるがな。中島、西川、岡がよく走ってるけど、ロッテにも荻野、清田、角中、岡田がいる。

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ロッテで主に走ってるのはこの4人だから個人名挙げたけど、みんな成功率の割に走らなすぎるかな。清田も角中も7割前後の成功率なんだからもっと走っていい。


②三振が少ない


これは12球団最少で682個。パ・リーグで比較したらこんな感じ。

三振数
ソフトバンク 711
日本ハム 819
西武 987
ロッテ 682
オリックス 736
楽天 713

これはいい事かな、早打ちとかじゃなければいいけど。粘る事が出来ているなら最高。清田と角中が追い込まれてから強いのもあるかな。


③四死球が少ない

12球団最少。選球眼悪いのかな?それともやっぱり三振の前にポンポン早打ちパターンかな?なんかこの線濃厚だな(笑)


④犠打が少ない


これも12球団最少。これはかなり問題だよね。1番の要因は、バント失敗率みたいなのが高い事だと個人的に思う。データはないけど、今年はやたらバント失敗のシーンがいくつも簡単に思い浮かぶから。

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⑤チーム得点圏打率 .267は低くない

代打率.213も低くない(パ・リーグの中では)

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セ・リーグでは中日の代打率が.292なんだけど異常。

赤坂、森野、福田、亀澤、小笠原とか代打率がすごい。

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勝手にまとめます!この5つのデータからロッテがやるべき事は、

「先の塁を貪欲に狙って、粘って繋いでチャンスを増やす事!」


もっと走る!!
もっと粘る!!
もっと送る!!(繋ぐ)

チャンスで弱い訳ではないんだから、得点圏に進める策をもっと活用しよう。得点圏打率を上げる事よりも、チャンスを作る回数を増やした方が得点には繋がりやすいと思うので。

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仕事でも同じで、企画、プロジェクトはどんどん新しい事を提案していったほうが成功する回数は多くなるはず。

大体仕事の企画が当たるのだって、肌感覚でせいぜい2,3割の確率でしょ。勿論、成功率を高める努力は惜しまないけど、チャレンジする回数を増やす努力は1番大事かなと思う。

そんな話が今のロッテには当てはまるかな。イケイケどんどんのチームカラーを忘れるな!しかし、バントは確実にしてね。早打ちも状況によっては控えめに。 

要はバランスが大事なんだけど、今のロッテはリスク回避の比重が大き過ぎると思う。


最後に、参考にさせて頂いたサイトの紹介です。

「データで楽しむプロ野球」
http://baseballdata.jp/p/

非常に興味深いデータ載ってます。是非皆さんも分析してみて下さい。

個人的には、個人打撃成績で最近5試合の調子がパワプロ風に表示してるとこがツボ。こうゆうの好きです。