千葉ロッテ今江がFA宣言で移籍すると発表して2日経ったけど、まだまだ気持ちの整理が出来ない。未練たらたらの野球オタクの独り言を語っていこうと思う。

今江との最初の出会いは2000年夏の甲子園。

元々1999年秋頃からPLの1年生にいいバッターがいるというのは耳に入っていた。恐らくこの時は新聞と雑誌が最高の情報源だったので、中学に上がる前の私は報知高校野球あたりでその情報をキャッチしたのだろう。

一回戦で初めて今江の姿をテレビで見る事になったんだけど、その時はゴリラとは思わなかった。記憶に強く残るのはPL学園対智弁和歌山の三回戦。


PL学園2年生エースの朝井(元楽天、巨人)が序盤から智弁和歌山打線につかまり大量リードを許す展開。

しかしPLも2年生で4番の今江を中心とした打線で負けずに反撃。壮絶な打ち合いとなった試合は9対7までPLが追い上げを見せながらも最後は突き放され11対7で智弁和歌山に軍配が上がった。

結局この打ち合いを制した智弁和歌山がその後も強力打線で勝ち進み、この年の優勝チームとなった。その智弁和歌山には現ヤクルトの武内が2年生レギュラーでいたな。

当時のPL学園はエースと4番が2年生で、ベンチには元阪神桜井や元楽天小斉らもいたので、来年は2年生主体で強いチームが出来るなぁとウキウキしていた。

しかし翌年の夏の大会前の暴力事件だか付き人制度発覚でキャプテン今江要する優勝候補PL学園は出場辞退という結末に終わった。

当時中学生だった私はこの時の感情を鮮明に覚えている。

当時の3年生達の気持ちを想うと涙が止まらなかったし、物凄く期待していた年だったのでその悔しさは相当のものだった。勿論選手の比ではないが。

そしてその年のドラフトで今江が千葉ロッテから指名されたのをニュースで知って嬉しかったのも覚えている。

それから数年経った2005年、CSファーストステージ@千葉マリンの西武戦に背番号8で出場してる今江がいた。

その試合をテレビで観ていた私はロッテファンではなかったけど、CSと松坂に興味があって自宅でぼんやり眺めていた。

しかし今江の応援歌をテレビ越しに聴いて思わず立ち上がった。

なんだこの応援。。めちゃくちゃカッコイイじゃん!!

ロッテファンの圧倒的応援に鳥肌が立った。

それが千葉ロッテマリーンズファンになった最初のきっかけだった。

あれからちょうど10年。今江との出会いからは15年。

私のロッテファン生活には必ず今江がいた。背番号8は今江しかいなかったし、サードに今江がいないと違和感を覚えるくらい私の頭には今江がいた。


生涯ロッテ宣言を2年前にしたってたまに口にするファンがいるけど、恐らく今江はそんなこと言ってない。メディアが誇張して報じただけ。

ロッテにいれたらいいと思う。

この発言はあったとは思うけど、それはフロントとも信頼関係がちゃんと築けて気持ちの変化がなければの話。



人間、年を重ねれば考え方なんて変わるし、新たなステージを求めたりする。変化するのは成長への過程。

今江が移籍すると言って、裏切り者だ。あの生涯ロッテ宣言はなんだったんだ!というファンの方。

気持ちは分かる。言うのも自由だ。ただそれは1人の人間の覚悟を持った挑戦に対して言うべき言葉じゃないだろう。ましてやロッテファンであるならば。

別れた恋人に、あの時好きって言ったじゃん!ずっと一緒にいようねって言ったじゃん!みたいな事を言ってるの同じ。



そんな私も未練たらたらだけど、私ならこう言う。

色んなきっかを作ってくれてありがとう。思い切りやってきてくれ今江。


どんな形であれ、またいつか!



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