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PL学園が休部や部員募集再開というニュースは夏頃に話題になって以来あまり音沙汰ないけど、私は人一倍の想いをPL学園に対して持っているので、皆さんが敏感になっているロッテ補強話から脱線して話をしたいと思う。ロッテでは今江やサブローがPLの出身でしたね。

まずは関連記事の内容をピックアップ。

“風前の灯火”PL学園 年内にも練習場、寮を取り壊し…「休部」のピンチにささやかれる教団事情
http://goo.gl/oU1VThより一部抜粋↓

「1回戦で負けてもいい。暴力のない野球部として再出発させたい」


教団内から漏れ聞こえる切実な声が、今のPL野球部の現状を象徴している。


13年、夏の府大会直前に暴力事件が発覚し、6カ月の対外試合禁止処分を受けて以降、教団を巻き込んで何度も野球部改革を行ってきた。野球部専用寮を廃止、下級生が特定の上級生の世話をする「付け人」制度も見直した。

だが、20年には当時の監督が部員に暴力をふるい解任。23年、さらに25年にも部内暴力が発覚した。相次ぐ部内暴力を受け、同年秋の謹慎明けから野球部を取り巻く環境が動き始めた。

校長でもある草野裕樹監督(64)は来年度の部員募集について、「再開することはないと思います」と話す。来春も入部者がいなければ、来夏以降、部員はゼロとなり、休部を余儀なくされそうだ。

パーフェクト・リバティー(PL)教団にとって、「PL野球部=暴力」というイメージが浸透するのだけはなんとしても避けたいところ。

あるOBが「今まで築いてきた伝統は何とか残したい。このユニホームがなくなることは考えたくない」と語る口は重い。

OBで大阪桐蔭の初代野球部長を務めた森岡正晃さん(52)は「大阪桐蔭はPL野球を基本に作っていきました」と打ち明ける。

現在は履正社医療スポーツ専門学校で野球部監督を務める森岡さん。惜しくも夏の甲子園4年連続出場を逃したが、大阪桐蔭はPL学園の背中を追い、高校野球の雄になった。


 「PL野球は人づくりです。上下関係もその一環。だがどこかの時点で、道を間違えてしまった。もう1度、原点に返り、『野球を通じた人間形成とは何か』を見つめ直す。このことは理解できます」と話した。

夏の甲子園府予選敗退を受けて、PL学園の2年生12人のみの新チームがスタートする。強豪として名を全国にとどろかせた母校の惨憺(さんたん)たる状況に、同校OBの心境も複雑だ。

広島・前田健太投手は「大変な状況だったと思うし、僕たちが経験したことのない中で戦っていたと思う。できれば甲子園に行ってほしかったけど、財産にはなったと思う」とねぎらい、

阪神・福留孝介外野手は「(残った2年生へ)野球をやる以上、何人であろうと、最後までやれることを目いっぱいやってほしい。PLという野球を楽しんで全うしてもらったらいいんじゃないか」とエールを送る。

それでも野球部縮小の動きは止まらず、室内練習場や野球部寮は年内にも取り壊される方針だ。休部、活動再開しても、再び“強豪”と呼ばれる日は果たして来るのだろうか…。


子供の頃から強くてカッコいいPL学園が大好きだった私は、1998年の横浜高校との延長17回の死闘を本や雑誌、ビデオを通して何度も見てきた。

この死闘の話をさせてもらったら居酒屋でもジョナサンでも5時間くらいは軽く話せる自信がある。

当時の平石キャプテン(現東北楽天2軍監督)は、PLの付き人制度はネガティブなイメージがついているけど、そこから学べた事も多かったと言う。

勿論厳しい事は多く、先輩選手のユニフォームなどの洗濯はしわ一つ許されず、半乾きなどもっての外。

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料理も掃除も下級生が毎日担当するので、主婦と同じくらいの家事力はPLなら高校生で身に付けられるとか(笑)

後輩は毎日決まった先輩と行動を共にするので全体練習後の自主トレでは、先輩に相当な数のトスを投げる。

先輩によっては「お前も打ってええで」と言われるそうで、そこでアドバイスも貰えたり、見たり聞けたり出来るので技術も習得しやすかったと言う。

確かに野球に限らず、凄い人、尊敬できる人の行動を真似していくと、思考も似るようになってきて同じような行動が無意識のうちに取れるようになっていくという話は聞いたことがある。

PLの付き人制度には、横暴な先輩による後輩いじめという超ネガティブな側面と後輩を教育・指導してくれる先輩なら多くの事を吸収できるポジティブな側面も混在している。

私たちがメディアから受け取る付き人制度の情報は、ネガティブなイメージがかなりついているけど、当事者の話をフラットな状態で聞けばいい事だってあるんだという発見がある。

何でも、ワンシーンだけを切り取らないってめっちゃ大事です。(仕事でも人の噂話でも)

悪いものは悪いと認め、改善を繰り返して行けばネガティブなイメージの付き人制度も、名前からポジティブな方向に変化していけるはずだ。

私一人の意見でどうにかなる問題ではないけど、子供の頃憧れたPL学園のユニフォームは今でも私の中では憧れのまま。

大阪桐蔭や履正社の名前は知っててもPL学園の事は知らないという子供が今では大阪ですら多いという。悲しいけどこれが現実。

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PL学園名物の甲子園アルプスでの一文字応援。

いい伝統と悪しき伝統の見極めをクリーンに整理した野球部の体質改善と同時に教団と学校側との関係性が良くならないと門は開けても問題は解決しない。

PL学園野球部存続へ 現在部員11人も17年度に部員募集再開
http://goo.gl/qpNYmB

日本野球界に多大なる貢献をしてきた名門PL学園。時代は大きく変わり、逆風が吹いているのは分かっちゃいるが、ゆっくり時間をかけてでも強いPL復活へ動いてほしい。これは一野球ファンとしての切実な願いです。