今年大ブレイクの年となった千葉ロッテ清田育宏。 ベースボールチャンネルさんの安定感抜群の良記事をピックアップして、メンタル的な話をしてみようと思う。内野手の補強情報はまだですね。
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清田育宏、新たなロッテの顔へ。”考えすぎず”が結果を生んだ2015年
「ノンステップに変えた時点から低めの球を振ってしまう感覚はあったんです。でもそれをしたことにより三振も減ったので、良いこともあれば、悪いこともある。その辺は自分でも割り切ってやるようにしています」
自分がこうと決めたことでそれがたとえ悪い結果に繋がってもそこまで深刻に考えない。考えすぎない。これも今季の彼が意識していた点だ。
これまでの過去5年間は、周囲(監督やコーチなど)の反応を変に意識しすぎた。そのことで精神面のバランスを崩し、スタンプに陥った。過去の失敗を繰り返さないよう今年は、ある意味”自己流”にこだわった。
このシーズンオフ、そんな清田のもとに2つのうれしいニュースが飛び込んだ。
プロ入りから一つの目標にしてきたベストナインとゴールデングラブの受賞だ。
清田は、この喜びを受賞翌日には自身のブログに綴った。今年の夏にはオールスターゲームに初出場。今江に代わる新たなロッテの顔としてメキメキと頭角を現している。
優しくて素直な人間にありがちな、人の言うことを聞きすぎるという性質。
プロ野球の世界では、監督、コーチ、OBや先輩選手などからの助言はかなりあるようなので、色んなアドバイスを気にしすぎてフォームが固まらずにスランプに陥るという話はよく聞いた事がある。
これは違うと判断して聞き流そうと思っても難しいんでしょうね。
次から次へと、「もっとああしろこうしろ。」いやいや、有難いんですけどほっとく時間(自分で考える時間)も大切ですよ。
清田がこの負のスパイラルにハマったかどうかは本人から直接聞いたわけじゃないのでわからないけど、「周囲の反応を気にしすぎた」って言葉から分かるように、少なからずそれに近いようなものはあったんだと思う。
やっぱり何をやるにも自分で考えて、選択して、他人の目が気にならないくらいまで思いっきり集中し切る事が仕事でもスポーツでも重要なのかなと思う。
それでやってみて間違えてたらちゃんとそれを認めて、軌道修正していけばいい。完璧なんてないし、改善するしかないので。大事なのは、完璧より改善。
本当にシンプルなことなんですよね。人間難しく考えすぎて悪い方向にズルズルハマっていくってよくある。僕もそんな事分かってはいても未だに深刻に考えすぎてしまう時ありますし。
今年の清田育宏は、他人の目を気にする事なく、自分を信じて今やるべき事に集中し切って、それを貫いたシーズンだったんだと思う。
ここまで行けずに戦力外を告げられる選手がプロ野球の世界では多い中、この境地に来た選手は相当強いです。
千葉ロッテの顔・清田育宏は必ず来年もやってくれる。
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