タイトル
今日は千葉ロッテの試合からではなく、昨日のプロ野球で話題に上がっているプレーを紹介しようと思います。 田中賢介のスライディングが物議を醸しています。


引用元:NPBUnofficial


2016年4月3日 。

北海道日本ハム対ソフトバンクの1戦で、物議を醸しているプレーが起こりました。

6回無死1・3塁で打席には中田翔。

中田の放った打球はサードゴロ。サード松田が3塁ランナーを目で牽制してから2塁へ送球。

セカンドの川島が2塁ベースで送球を受け取り、一塁ランナーの田中賢介はこの時点でアウト。

捕球後、1塁ではなく3塁ランナーへ意識の行っていた川島の足元に田中賢介のスライディングが入り、転倒。

田中賢介スライディング

その間に3塁ランナーはホームインという流れでした。

川島はこのプレーで退場し、病院へ。幸い打撲で済んで良かったですが、このプレーがネットやテレビでも話題に上がっています。

メジャーでも2塁での危険なスライディングは禁止になっています。

元ロッテでツインズでプレーした西岡も併殺崩しの危険なスライディングに遭い、左すね骨折という大怪我を負いました。

そんなケースが多発していたことから、危険なタックルやスライディングで選手生命を脅かすようなプレーは禁止にしよう!という選手会からの要望により、MLBもルール改正に動いたようです。

NPBの今回のケースは本当に難しいところですが、ぼくは昨日のプレーは危険すぎるのでNGだと思います。

普通の併殺崩しでもなくて、川島の視線は1塁ではなかったので一番危ないプレーになります。

田中賢介のスライディングは確かにうまかったです。相手への配慮もあって足を上げずスパイクの刃は下にしてます。

なので、殺人スライディングという言葉の表現はちょっと違う気がします。

田中賢介スライディング

ただ、田中賢介の昨日のスライディングはあの状況ではNGだと思います。

セカンドを長くやってた経験がぼくはあるので、その視点からも言わせて頂きます。

昨日のプレーでは、セカンドベースマンは3塁ランナーを牽制しながらの捕球になるので、1塁への送球は二の次になります。

その特別な状況下で自分の足元へのスライディングの予測は立てられないです。そこへの意識は働かないです。


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実際昨日の川島も1塁は見てません。不意打ちのスライディングは一番危ないです。相手への配慮あるスライディングだとしてもダメだと思います。

昨日のプレーは単純な併殺崩しというケースではなく、

スライディングの受け手が予測してない、1塁ランナーを見てないという特別なケースだったので「併殺崩しだから普通だろ」という議論は当てはまらないと思います。

体の一部がベースに向かえばOKとかその辺の話ではなくて、あまりに危険過ぎればNG。ぼくはそういう意見です。

コリジョンルール含めてまだまだ不明確なので、今回のケースもいろんな意見があっていいと思います。

正解はないですが、昨日の審判団のジャッジは、合法で危険行為には当たらないからセーフでした。

元千葉ロッテの里崎さんも合法であり、ファインプレーという意見です。

(参考リンク↓)
日ハム・田中の「併殺崩し」猛スライディングの是非
元千葉ロッテの評論家、里崎智也氏は、ファインプレーという見立てだ。

「ひとつの方向からの映像しか見ていないのですが、田中のスライディングは足を上げていないし、スパイクの裏も見せていません。

ベースを抱え込むように体の半分はセカンドベースに向かっていますから、守備妨害ではないと思います。

今までもあれくらいのスライディングは何度もありましたし、チームの得点を誘いこむ好スライディングだと賞賛されてもいいと思います。

メジャーでは今季から危険な併殺崩しのスライディングは禁止になるそうですが、現時点で日本では禁止されていません。ルールの範囲内でのプレーなわけですから問題はないでしょう」

今後、どこで線引きするかを明確にしていく作業が求められますね。

ケースによっての審判団の柔軟な判断が何より大事になってくると思います。